2009.02.28
昔の事を書く、おやじだ。
今現在。
藤間さんと篠原さんは付き合っていない。
篠原さんは…元彼って事か。
3階で噂を聞いている人も、そこまでは知らないだろう。
上本先輩は知っているだろうケド…。
とにかく、篠原さんとの事は全ては過去の事。
少し気持ちが落ち着いた。
藤間さん「でも…。」
え…!?。
でも、なんだ!?。
藤間さん「しーちゃんがときどき変になるから…。」
…?。
変になるってなんだ!?。
いったい、篠原さんに何があるってんだ。
俺「それも、上本先輩から少し聞いた。」
藤間さん「そんな風に?。」
俺「それが…、具体的な事は何も教えてくれなくて…さ。」
藤間さん「…聞かない方が良いと思う。」
う…。
やっぱり、そうなのか。
俺「教えたくない?。」
藤間さん「出来れば。」
…………そうなのか。
そこまでハッキリ拒絶されると…なぁ…。

2009.02.27
昔の事を書く、おやじだ。
真能寺駅から道路沿いに進み商店街に入る。
さらに道路沿いに歩き続けると、大きなスーパーがある。
スーパーの出入り口付近には、たくさんベンチが設置されている。
夜は結構カップルが多い。
缶コーヒーを買って、スーパーの前に設置されているベンチに座る。
藤間さんに、俺が知っている事をあらためて伝えた。
俺が入社する1年前。
藤間さん、篠原さん、上本先輩の3人は仲が良かった事。
しばらくして、藤間さんと篠原さんだけで会うようになった。
上本先輩とはただの同期という距離感に戻った。
俺「付き合ったの?。篠原さんと?。」
藤間さん「うん。」
ごく自然な感じで返事が返ってきた。
コレを聞いてしまったら全てが終わると思っていた。
でも…全然そんな事はなかった。
ここからが問題だ。
本当に聞いてしまっていいのか。
ここまで来ても、まだためらってしまう。
でも…。
俺「今も…その…篠原さんと…付き合っていたりは…?。」
………………。
少し間が開いた。
どうなんだ!?。
今も…今も篠原さんとそーゆー関係なのか!?。
もし、そうだとしたら…。
藤間さん「ううん。付き合ってないよ。」
!!!。
そ…そうかぁ。
よよよ…良かったぁ。

2009.02.26
昔の事を書く、おやじだ。
真能寺駅から道路沿いに進んでいくと商店街に入る。
週末という事もあってか。
夜だがゲーセンやら居酒屋やらで、結構賑わっている。
言い出すのをひたすら待っていては、藤間さんに悪い気がした。
商店街を歩きながら、今度は俺から話しを切り出す。
俺「アレコレ考えながら、こーゆー事聞くの苦手だから…。」
藤間さん「うん。」
俺「教えてほしいんだ。篠原さんとの事。」
藤間さん「Oが…知りたいなら…。」
知りたい?。
俺は知りたがっているのか?。
どーなんだろう。
藤間さんを失ってまで、知りたい事なんだろうか?。
いや、失うと決まったワケじゃないケド。
ただ…少しずつギクシャクしてきている。
篠原さんの事が1つ耳に入る度に、ギクシャクしてきている。
藤間さんがじゃない。
俺がギクシャクしてしまっている。
…………………。
俺「知りたい。教えてほしい。」

2009.02.25
昔の事を書く、おやじだ。
秋も終わろうしている時期。
俺と藤間さんは、真能寺駅近くの大きな道路沿いを歩いていた。
俺は黙って歩いていた。
藤間さんも。
信号待ちの所で、藤間さんが口を開いた。
藤間さん「上ポン…いっつもいいかげんな事ばっかして…」
俺「え…いいかげん?。」
藤間さん「Oに全部言っちゃうし…しーちゃんにも詰め寄るし…」
しーちゃんってのは、篠原さんの事か。
いいかげん…ってのは。
藤間さん「しーちゃんの事…私からOに言うつもりだったの。」
俺「…うん。」
藤間さん「でも、上ポンがちょっと待てって。」
俺「うん。」
藤間さん「俺がOの様子見てやる。それから言っていいかどうか判断するって。」
俺「うん。」
藤間さん「結局、私が言わなきゃいけない事…全部先に…。」
俺「うん。」
上本先輩って、そんな感じの人だったのか。
先輩って先入観のせいか、そーゆー部分にはまったく気がつかなかった。
信号が青に変わる。
俺らはふたたび、歩きだした。

2009.02.24
昔の事を書く、おやじだ。
もうタイミングや雰囲気を考えてから、聞くのを止めにした。
軽い晩飯を食い終わって、すぐ藤間さんに言った。
俺「さっきさ…上本先輩とケンカしてたよね。」
藤間さんの表情が曇る。
嫌だけど、ここで気を使ったら…。
繰り返しになる。
いや、もっと複雑な事になっていくかもしれない。
俺「今日、3人で会うつもりだったんだ。」
藤間さん「…うん。」
俺「どうして?。篠原さんと関係ある事?。」
う…。
俺は間違っているのか?。
別に良いんじゃないのか!?。
藤間さんが言いたくないなら…それで良いんじゃないのか!?。
藤間さんに、こんな表情をさせて。
でも…このままじゃあ…。
でも…。
俺「今日でもう聞かない。最後。」
藤間さん「…。」
俺「ごめん。気になって…篠原さんの事が…。」
藤間さん「…。」
藤間さんの目が、少しキュッとなった気がした。
藤間さん「店出よっか。歩きながらでも…」
俺「うん…いいよ。」
地下から出て、大きな道路沿いを2人で歩く事にした。

2009.02.23
昔の事を書く、おやじだ。
真能寺駅のすぐ近くにある地下街。
そこにある軽食屋に藤間さんと行く。
ついさっき。
ホントについさっき。
上本先輩もいた。
藤間さんと上本先輩は、何か話していたみたいだ。
上本先輩が帰る直前に、俺は真能寺駅に着いた。
ギリギリ俺と会った。
でも具体的な事は教えてくれなかった。
怒った感じで帰ってしまった。
藤間さんから聞いた方がいい。
ただそれだけを俺に言った。
篠原さんが会社に来なくなってしまった。
上本先輩といっしょに帰った日から。
以前から少し体調が悪かった事も聞いている。
もっとさかのぼれば…。
そうだ。
たしか会社で藤間さんと篠原さんが大ケンカしたんだ。
篠原さんが体調崩したのは、その後だ。
今日は聞こう。
今日こそ…。
メシを食いながら、決意を固める。

2009.02.22
昔の事を書く、おやじだ。
俺「ごめん、やっぱ遅れた。」
藤間さん「うん…。」
う…。
藤間さん、また元気ない感じだ。
こーゆーのばっかじゃダメだ。
俺「メシ行こっか。あそこ行ってみたかったんだケド。」
藤間さん「うん。行こっか。」
歩きながら、テレビの事なんかを話す。
最初は俺だけ気味だった。
その内ちょっとだけ、いつもの藤間さんに戻ってくれた。
藤間さんは、元気過ぎるくらいがちょうどいい。
でも…。
なんとなく、上本先輩の事を聞きにくくなった。
というか、いつも俺はこんなだ。
篠原さんの事についてもそうだ。
こんな感じばっかりだ。
落ち着いたら聞こう。
今度こそ聞こう。
さっきの上本先輩の事ぐらい聞かないと…。
どんどん気まずくなっていく。
それは良くない事だと思う。

2009.02.21
昔の事を書く、おやじだ。
俺が藤間さんのいる方に向かうと、男だけがこっちに向かって歩いてきた。
俺「あ…」
上本先輩だった。
上本先輩「おっ!?。」
俺「ど…ども…。」
上本先輩も俺に気付いた。
俺は上本先輩に走り寄る。
藤間さんは、階段の所にいる。
近くで上本先輩の顔を見る。
なんか…物凄く怒っているっぽいんだが。
俺「あの…いったい何が…。」
上本先輩「藤間に聞け。その方がいい。」
俺「もしかして…ケンカしたんですか??。」
上本先輩「藤間に聞けって。俺は帰る。」
そういうと、上本先輩は俺が降りてきた側の階段へと向かった。
???。
ど…どうしちゃったんだ。
上本先輩は藤間さんの味方じゃないのか!?。
上本先輩の後を追…。
いや、藤間さんだ。
藤間さんの所へ行こう。
なにか心配だ。

2009.02.20
昔の事を書く、おやじだ。
真能寺駅に到着。
地下の本屋に向かう。
えーと、どーこーだー。
あれ…?。
どのコーナーにも藤間さんがいない。
会社で「お先に失礼しま〜す」の声は、聞いたハズなんだが。
トイレでも行っているのかな?。
あ、いた。
本屋を少し出た階段の所。
俺が降りてきた階段とは違う階段にいた。
………………。
もう1人いる。
どう見ても男だ。
男と藤間さんが何かしゃべっている。
誰だ?。
とりあえず、行こう。
